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株式会社リンクス・ホリ

埼玉県さいたま市大宮区土手町
一丁目13番地3

TEL: 048-779-8425
FAX: 048-779-8426

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【竣工レポート】調布市宝乗寺様の本格茶室リフォーム

こんにちは、茶室建築のリンクス・ホリです。東京・埼玉を中心に全国の茶室建築・リフォームのご対応いたします!



昨年秋に竣工しました、調布市の宗教法人 宝乗寺様の境内の小間茶室と露地をご紹介いたします◎



水屋を備えた二畳台目(次ノ間付)の茶室です。


【外観】

平成11年竣工の浄光坊、その右手部分の小間茶室に改装いたしました。

正面の杉片開き戸を入ると土間に繋がり、茶室廊下へと続きます。


茶室右手、八品堂の建物との間を進むと、茶室露地に繋がります。

お客さまにはまず庭師造作の建仁寺垣に囲われた蹲で俗世の塵を落としていただきます。

良い風情の植栽は改装前から同じ場所に植えられていた樹木。左手の灯篭や蹲以外の石のほとんどが境内に置かれていたものを移設しており、お寺の歴史を物語っています。


蹲から左手に向かうと茶室躙り口。

躙り戸・連子窓の方立は杉、連子は竹材を使用しました。


【改装前の外観】

婚礼などの際に隣の八品堂と繋げ使用できる和室でした。



【二畳台目茶室内部】

躙口をくぐると板間があり、右手に床の間、正面に点前座を臨みます。

小間茶室に対しては大振りの床の間は改装前の六畳和室のもので、宝乗寺という寺の歴史を受け継いだ茶室であることを示すものです。


床柱には杉絞り丸太、中柱にはコブシを使用しました。

客座天井は杉網代平天井、点前座天井は蒲芯落天井、壁は聚楽左官、壁留には錆丸太をあしらい、伝統的な侘びの小間茶室を構成しています。

さらに点前座側に回した白の腰貼りが清浄さも表すものです。


床の間側から躙り口、次ノ間(控えの間)を見る。

躙り口前の板間や次ノ間に繋がる襖上の欄の抜けにより、物理的にも視覚的にも広がりを与える構成になっています。


控えの間は太鼓張の給仕口、腰付障子の貴人口をそれぞれ備え、さまざまなお客様やおもてなしのシーンに対応できる茶室です。

間の襖を開放し、三畳台目席としても使用できるこの次ノ間は、古田織部が燕庵で採用した相伴席に由来するものです。

手前座から客座を見る。

天井材の違いや建具によって生み出されるリズムが、実際の広さよりも奥行を感じさせます。

小間に出炉ではありますが、空間に余裕を持たせている為窮屈にはなりません。


【茶室周辺間取り】

図面下部の茶室入口を入ると土間があり、下足を脱いで廊下へと上がることができます。

廊下床は桧の釿仕上。


土間、廊下、控えの間はシンプルな敷目天井を回し、茶室空間をより印象付ける演出となっています。



【水屋】


小間茶室の奥にはもともとたっぷりとしたお勝手がありました。

以前は婚礼や葬儀などに伴う宴会の際に使われていた場所で、たくさんの湯飲みやお皿をしまっていた収納棚があり、そちらを水屋に改装しております。

一間の大きな水屋は、お寺で受け継がれたたくさんのお道具ですぐにいっぱいになりました。


茶室廊下と浄光坊玄関との間の板戸。

右手は両開きの収納棚になっており、釜なども収納していただけます。



ーー


今回、本格的な小間茶室を作らせていただく貴重な機会をいただき、設計チームも改めて勉強させていただきました。

お稽古やお茶会でたくさんの方に使っていただき、長く愛される茶室になることを願います。


宝乗寺様、夏の暑い中工事を進めてくださった志田建築様と施工チームのみなさま、ありがとうございました!


ーーーー


記:ワタヌキ

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ワタヌキプロフィール

担当:広報、雑務、茶と家プロジェクト

茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。

裏千家茶道専任講師、茶名宗望。

茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。



新潟県柏崎市での「早春茶会」

東京近郊エリアをメインに茶室建築のプロが満足度の高い施工を行っております、
株式会社リンクス・ホリの代表の堀です。

 

海からの風が吹き荒れる2023年4月の日曜日。
新潟県柏崎市で、毎年恒例の早春茶会が開催されました。

伝統ある柏崎市の茶の湯同人会主催の茶会ですが、
コロナ禍前以来の開催という事で、釜をかけさせて頂きました。

早春茶会の設営準備

海沿いにある公共宿泊施設のホール。そこに立礼の席を設けました。
前日は席の設営準備。

まず道具を運び込み、水屋スペースを作る。
茶席は床の間を設え、点茶板を置き、客席づくり。

 

お客様をお迎えする準備完了。

海沿いのホールにての茶会

そして、快晴の茶会当日。

風の強い一日でしたが、来場されたお客様にも喜んでいただくことができ、良かったです。
皆様、ありがとうございました。

 
立礼の茶道具組   正客の席より点前座をみる


四月の穏やかな日本海。遠くに佐渡島が見える?

記:堀政孝

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堀政孝プロフィール
担当:茶室デザイン、監修、茶道教室、企業研修など

石州流野村派という武家茶道の流派の家元業をしている、弊社の代表です。
茶室設計のご依頼をいただきますと、まずは堀がお話を伺うことになります。
最近ではお茶室竣工後の使い方や、茶室開きのお茶会のご相談も多くいただいています。
使いやすい茶室、こだわりの造作など、茶室建築全般について
なんでもご相談ください。

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メディア掲載のお知らせ:つつじヶ丘K様邸 三畳小間茶室とクローゼット内水屋  

ご自宅で本格的なお稽古ができる、洋室から茶室へのリフォームなら茶室専門設計事務所のリンクス・ホリへ◎


2023年7月23日(日)付 読売新聞に、弊社が設計施工を行ったお客様の茶室が掲載されました!



記事は読売新聞オンラインでもご覧いただけますので、ぜひご覧ください。(会員登録が必要なようです)


取材いただいたのは、昨年弊社で手がけた調布市つつじが丘の戸建て住宅内茶室です。

四畳の書斎を、三畳茶室とクローゼットを活用した水屋にリフォームいたしました。

限られた空間に炉を切り、壁床を納め、豊かな広がりを演出しています。


壁床というと壁に軸釘のみ打っている場合が多いですが、

弊社ではスペースや構造が許せば床柱と幕板の施工をおすすめしています。

茶室全体が引き締まり美しいだけでなく、

様々な設えに対応できるため一層茶を愉しむことに繋がります。


リフォーム前の書斎の様子はこちら


      



クローゼットを入れても四畳ほどの小さな空間ですが、品のいい窓から明かりが入り、心地よいお部屋です。


クローゼットを解体し部屋全体を茶室にするプランもございましたが、

お客様のご希望は、とても大切に住まわれているお家をなるべく壊さず、廊下と繋ぐドアもそのままにしたい、ということでした。


そこで、敢えて4畳の中に鴨居と敷居を造作し、襖で約3畳の茶室と水屋を分ける形に設計いたしました。



網代天井、左官壁、壁床の品のいい茶室に仕上がりました。

水屋はクローゼットの扉をそのまま活かしているため、お客様の席入りの際には閉めて隠すこともできます。


点前座の様子

こちらの茶室は戸建て二階部分にあるのですが、真下のお部屋がユニットバスのため通常の居室より一階と二階の間の空間に余裕があり、茶室の床をほとんど上げずとも炉を切ることができました。

リフォームの場合、全く同じケースというものはございませんので、設計士と施工チームで現場調査をした上でプランをご提案させていただいております。


写真にあるのは神大杉で制作したリンクス・ホリオリジナルの炉縁と結界です。

侘びた素材感が小間茶室にマッチしておりますね。


この度は設計の工夫と大工さんの技が詰まった茶室を取り上げて頂いて大変ありがたいです。

また、愉しんで日々使っていただいているようでうれしく思います。


施主のK様、読売新聞の皆様、暑い中ありがとうございました!


記:ワタヌキ

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ワタヌキプロフィール

茶道歴15年、建築業界歴1年の新人です。

裏千家茶道専任講師、茶名宗望。

茶室建築業務サポート、茶と家プロジェクト担当。




ふいごファームでの茶会の思い出

ご自宅をリフォームして茶室作るならさいたま市のリンクス・ホリへ!


こんにちは、リンクス・ホリ代表の堀政孝です。茶道石州流野村派という流派の代表も務めております。


7月に入った途端、今年も夏らしい日が続いておりますね。

ちょうど一年前の20227月、

千葉県南房総市にある山に囲まれた築100年のひなびた素晴らしい古民家「ふいごファーム」で、東京大学の学生さんたちと一緒に地元の皆さんをお招きして茶会を開催しました。

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エジプト風景の水彩画と中国明時代の扁壺を花入に木槿を一輪


主催は、東京大学岡部研究室岡部明子先生。

農業法人株式会社ふいごファーム様の協力で実現した茶会でした。


古民家敷地内の小屋を茶席にし、そこにお客をお招きしての茶会でしたが、小屋の横に広がる野原には鶏が放し飼になっていて、コケコッコーを聞きながら抹茶を頂くという風情。

IMG_5949.JPEG


茶席となった小屋は開けっ放しのオープン空間で、時折吹き抜ける風が心地良いのですが、風がとまるとじりじりして、釜の熱もありお客様も大汗をかきながらの茶席となりました。

 

IMG_5964.JPEG

小上がりに点前座をしつらえ


この日は留学生の皆さんもお手伝い。

日本の茶の文化を山奥で体験するという貴重な経験だったかと思います。主催の岡部先生はじめ、皆さんの協力で、ワイルドで素敵な茶会になりました。


IMG_5968.JPEG

お子様も茶席でリラックス!


ありがとうございました。

また、機会があればぜひ実現したいです。


記:堀政孝

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堀政孝プロフィール
担当:茶室デザイン、監修、茶道教室、企業研修など

石州流野村派という武家茶道の流派の家元業をしている、弊社の代表です。
茶室設計のご依頼をいただきますと、まずは堀がお話を伺うことになります。
最近ではお茶室竣工後の使い方や、茶室開きのお茶会のご相談も多くいただいています。
使いやすい茶室、こだわりの造作など、茶室建築全般について
なんでもご相談ください。

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【竣工レポート】大田区 新築戸建て内 壁床四畳半の茶室 内装工事

東京・埼玉の茶室相談はリンクス・ホリへ!

こんにちは、広報担当のワタヌキです。


東京都大田区の新築戸建て内、壁床で四畳半のすっきりとした茶室が竣工いたしました。


四畳半茶室

入り口側から見た茶室


ぴったり四畳半の空間に床の間を含めた茶室が納まっています。

左の引き戸は押入収納です。

お茶のお稽古以外にも、自宅サロンとして使われる計画ということで、フレキシブルにお使いいただけるようシンプルな室内に仕上げました。


床柱、幕板、花釘、柳釘を備え、様々な設えに対応できる壁床

置き板は施主様お持ちのものです。



床の間から見た様子

左手が廊下からの出入口です。



入口足元には踏台が収納されています


茶室前の廊下収納下部を水屋棚にアレンジ

すぐ横に洗面台、正面に簡易シンクがあるため、水屋は水道を引かず棚のみです


ご依頼について

今回のお客様は3階建て賃貸併用住宅の建設計画を他のビルダー様と進められており、

二階の一室の茶室内装と廊下の水屋工事をリンクス・ホリで設計・施工いたしました。

リンクス・ホリでは、弊社のみで行う新築やリフォームだけでなく、

他のビルダー様が建築される建物内の茶室内装のみの監修設計施工も承ります。



廊下から茶室を見た様子

個室出入口や収納建具などは建設されたビルダー様の施工です



一般住宅と茶室ですと扱う材木や大工さんの技術や知識も異なるものになりますので、

最近はお客さまやビルダー様とお打合せしつつ、内装施工までさせていただくご依頼が多くなりました。


新築の計画を進められている施主様、ちょっとした疑問や不安点のお問い合わせからでもぜひお気軽にご連絡くださいませ


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