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マンション茶室 リフォーム事例
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リンクス・ホリでは、茶室設計や茶室デザインに関する
コンサルティングを全国規模で展開しています。
茶道教育に携わる専門家が、本格的な茶事に対応できる茶室や
茶室に関するあらゆる側面にわたり、最適なアドバイスとソリューションを提供します。
お客様の要望に応じて、理想的な茶室を創り上げるお手伝いをいたします。
大阪・福岡等 多くの地域にて実績がございますので、お気軽にご相談ください。



都内Ⅿ様邸マンション茶室リフォーム
京間二畳中板茶室と小上がりの水屋エリア造作工事
都内中央線沿線の主要駅から、歩いて10分程のところにあるマンション。
そこのリビングに茶室と水屋造作のご依頼を頂きました。
リビングに茶室を造作するので、シンプルな小上がりのある小間茶室となりました。
茶室脇には対面式のキッチンがあり、その近くに水屋を設えました。
マンションの玄関ドアを開け、廊下を進み、リビングダイニング入口のドアを開けると、和の空間が広がっています。
茶室は、小間の京間二畳中板下座床で茶室の隣洋室リビング待合から客は茶室に入ります。
客入口側は、障子戸をはめ込み、光を取り入れ、小間ですが、明るい開放的な小間茶室としました。
【マンション茶室】の場合、注意する点
マンションに茶室を造る場合は、天井に梁がある場合が多いので、床から梁下までの高さ確保や梁の活かし方などを検討する必要があります。
京間二畳中板小間茶室

茶室内照明は単独調光式のダウンライトンの為、
点前座のみ、客座のみ照らすなど、明るく、暗く「夜話茶事」などにも対応できます。
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【客入口】 隣接する洋室待合から、茶室に入ります。茶室は、炉を切るため床上げ式になっていますので、茶室入口に収納式の沓脱台を設けています。 |
【キッチンエリアと茶室・水屋】

リビングダイニングのあったエリアに茶室を造りました。亭主側の裏導線になりますが、キッチンの裏側に水屋があるので、キッチン・水屋・茶室のバランスが良いので、茶事の場合も
水屋・キッチン側から見た茶室の様子
水屋側は床が一段上がっています。 茶室と水屋床がフラットなので、亭主が茶室へ入るとき、にじって入ることができる
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水屋と脇収納の様子表千家流の吊り棚を設ける |
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水屋腰板と竹釘、簀子、棚板の様子 ![]() |
マンション茶室は、広さ等の空間制限があるので、使い易い茶室にするため、いろいろな工夫が必要になってきます。
「シンプルで使い易く!品良く!」
そんな茶室造りを心がけました。
お客様にも大変喜んで頂きました、大変感謝しております。
ありがとうございました。
東京都文京区 S様店舗 茶室リフォーム工事
JR最寄り駅から近く、主要なバス通りに面したとてもアクセスの良い3階建ての建物
そこの1階には、イタリアンレストランがテナントとして入っていました。
テナントが撤収したあと、茶道教室を主宰しているオーナー様が、お茶の稽古の出来る場所を、
そして地域に開かれた文化交流の場としても利用できればとのご依頼で、茶室へのリフォーム工事を行いました。
今回のリフォーム前までは、レストランが入っていましたので、壁、天井には油が付着しており、まずは現場の
洗いの作業から、そして室内には補強柱が入っていたため、耐震構造を保ちながらの移設も併せた工事からスタート。
今回、工事に携わって頂いた施工チーム。
若い大工さん左官屋さん、そして各職人さんたちと共に、茶室空間を造り上げていきました。
柱、梁のすっきりとした収まりや、木の特性を生かした素晴らしい木目表現など、
大工ならではの目利きと技術を発揮して頂きました。
左官は自然土を調合して、この茶室にあったオリジナルな自然色と風合いが表現された壁に仕上げていただきました。
出来上がった茶室に入ると、なんとも心が落ち着き優しい感じになるのは、
木と自然土で構成された緊張感のある空間にいるからなのかなと感じたりします。
お客様にも大変喜んで頂き、茶室披きも無事出来、良かったと思っております。
お施主様はじめ、施工に携わった皆様、ありがとうございました。
■図面
■特徴とアピールポイント
【特徴】
玄関を入り土間から茶室に入る導線と「自然素材で開放的な茶室」
■茶室内の様子
【施工後】
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杉木目の竿縁天井と左官壁・障子の「自然素材で開放的な茶室」 |
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茶室入口から床の間を見る |
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隣に茶道口・茶道口入口上部にエアコンの吹き出し口 |
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ダウンライトの照明と外からの光が障子と通して茶室に入る「明るく開放的な茶室空間」
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障子戸を閉め、外の光が間接的に茶室へ |
■水屋と収納
水屋脇に茶道具収納ですが、
お茶の場合、四季それぞれに道具があるので、自然と茶道具が増えてきます。
必要な道具が簡単に取り出せる機能的な収納が求められます。
今回は工夫として、扉裏側に棚を設け普段使う道具は取り出しやすい位置に置けるようにしました。
【扉棚のある収納】
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【水屋】
水屋正面と鍵付き脇収納の様子
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水屋簀子と前板・前板には炭箱を設置
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【茶室の外観と収まり】
茶室の外観と土間
水屋・キッチンエリアから茶室と玄関入口をみる
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【その他の工夫】
土間から茶室に上がる客用茶道口に沓脱石に代わる可動式の杉柾製の踏台を設置しました。
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水屋から茶室入る茶道入口空間は、手編みの網代天井と壁掛け照明で侘びの茶室入口になりました。
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【外観】
最後に外観をご覧頂きたいと思います。
入口は2カ所設け、主入口の格子戸と防犯ガラスの引戸の茶道時の客入口。
そして飾り窓の組み合わせで構成しました。
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玄関入口の格子戸
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神奈川県内のお客様。
マンションのリビングを茶室リフォームいたしました。
マンションのリビングに大型テレビがどんと座っており、
茶室にするためにこの大型テレビを他の場所に移設せずに、茶室の中に取り込めないか。
お客様ご夫妻と協議し、茶室内あえて存在感があるように大型モニターとして設置し、
生徒さんたちの点前を映し出し、自分の点前とみてもらう。
また、京都の竹林の風景などを映しだし茶室にいながら時空を超えた感覚を味わう。
そんなご提案をさせて頂きました。
問題は、大型モニターを壁掛けにすると
壁掛け用の金具などでモニターが壁から大分飛び出る為、茶室が狭くなります。
また、インターネット接続や電気の配線をいかに隠ぺいするかなど細部にわたり
解決すべき問題があります。
解決策
壁掛け大型モニターの下部壁を少しふかし、茶室内部の腰板をイメージさせました。
それにより、モニターと下部のふかし壁の位置がほぼ面位置になり、
壁からモニターが出っ張ることによる、煩わしさが解消され、
その下部壁の中に配線類も収納することができました。
日常と非日常空間のシームレス
普段、お茶で使用しないときは、茶室の襖を開け放ちキッチン側のダイニングテーブルから
テレビを見ることも可能であり、和室くつろぎ空間となります。
これにより、リビングと茶室空間が日常の中でつながった茶室になりました。
課題解決
①床下収納の確保
マンションの場合、どうしても道具収納場所を確保することが難しいケースが多いです。
炉を切るために、茶室の床を上げる為、床下収納を確保することが可能です。
年に数回しか使用しない茶道具などは、畳床下の収納スペースにしまう事が可能なため、
すっきりと稽古のし易い茶室空間となります。
②茶室へ入るときの段差を解消
茶室側の床を上げる為、リビングと茶室側に30センチほどの段差ができますので、
茶室に容易に入れるような工夫が必要になります。
いわゆる侵入用の踏み台ですが、茶室を使用しないときは、
畳床下にしまう事ができるようにしていますので、邪魔になりません。
日常から非日常へスムーズに移行出来るよう、ひとつひとつに工夫を凝らした、マンション茶室ドリームです。
都内、私鉄沿線のマンションの一室
その季節は素敵な桜並木坂。そこをくぐり抜けた先にレンガ外壁のマンションがあります。
お茶の稽古に来たお生徒さんが待合で、ゆっくりおしゃべりが出来るスペースを確保した、ゆったりしたお稽古場です。
見学スペースもあるので、茶道体験なども開催することができます。
また、大炉も切ってあり冬場、逆勝手大炉点前の稽古もできます。
【主な特徴】
・小スペースのつくばいエリアが併設された待合スペース
・キッチン併用の水屋
・見学スペースのあるそして大炉が切ってある八畳広間
・脇板がある、シンプルな床の間
・大容量の収納スペース
広いお庭のあるマンションの1階
その1室を茶室リフォームいたしました。
<設計デザインポイント>
■茶室だけではなく、フローリングのリビングから連続した居間としても使用する
■マンションは収納スペースが少なくなりがち。四季折々の茶道具が収納出来る様収納を確保する
■水屋はキッチンを利用した、簡易的な組立式立ち水屋
■そして、落ち着いたくつろぎ空間として
以上を主なポイントとして、今回は茶室リフォームをしました。
床下全面収納という新たな取組もいたしました。
【茶室】
<壁床収納>
茶道の中で比較的小物を収納することを想定した物入れ
開閉式壁床を造作し、マンションの梁下スペースを上手く利用し棚をつけ棗箱・茶碗箱・茶杓などをしまいます。
床の間壁を開閉したら、道具が一目瞭然なので、すぐに取り出すことが可能です。
<床下収納>
今回の新たな取り組みとして、全面床下収納を施工しました。
床組を仕切りとして上手く利用しその間にボックスをいれ、全面収納としました。
<吊り釜>
3月早春の季節のお引き渡しでした。吊り釜の季節です。
お客様が新しい炉に灰をいれ炭をくべ、吊り釜を掛けられました。
<収納式茶道入口畳>
リビングと接している六畳茶室で、茶道口はリビング側に来ます。
茶室は炉を切っているので床上げしています。
そこの床下スペースに収納出来る半畳畳をのせた入り口を造りました。
【立ち水屋】
キッチンを利用し、簡易的な組立式の立ち水屋を設えました。
普段は、日常的にキッチンを使用しますが、お茶の時は、水屋に早変わりです。
使用しないときは、折りたたんでしまいます。
都内のアクセスの良い場所。ビル1階に茶室を造作しました。今回お客様から、いろいろな方に使って頂けるお茶室をというご依頼を頂き、茶会もできる露地と小間併設の茶室を設計・施工させて頂きました。
<全体ポイント>
● 玄関から内露地・蹲までのアプローチに奥行を持たせるため、入口近くに自然木のくぐり門を設け、全体のトーンを落とした細い路地を通って、蹲空間まで行く導線を造りました。
● 京間八畳本勝手(大炉付)茶室・二畳隅炉小間茶室・水屋・露地を併設した茶室空間です。
【八畳広間茶室】
丸窓のある京間サイズ八畳敷で、本勝手炉の対角に大炉を切っております。
【小間茶室】
掛込天井と平天上を組合せ天井に奥行きを持たせた隅炉二畳の小間茶室です。
【水屋】
広く明るく使い易い水屋を目指しました。
茶事にも対応できるようIH併用のキッチンと水屋を両側に配置した空間構成です。
【玄関~露地・蹲へ】
外部ドアを開けると出現する茶室空間。日常から非日常のお茶空間へと進んでいきます。
入り口から露地空間を通って、小間を過ぎ一番奥手に腰掛け待合と蹲エリアがあり、そこから一日の茶会のスタートです。
テナント入り口ドアを開けると奥行きのある角辻のある路地に見立てた空間が出現します。
【つくばい】
つくばいエリアは幹線道路に面しているため、外部からの採光を上手く取り入れる効果を考え、テクスチャーのある摺りガラスを填め込み、外部の光を間接的に取り入れました。
夜間は、このエリアに照明を当て外部へ柔らかい光が漏れる効果を狙っております。
「マンションで炉を切りお茶を楽しみたい」 というお客様が増えております。
マンション、特に賃貸マンションの場合、様々な制約があり、自由に茶室のリフォームを行なうこうとができません。
仮にリフォーム工事を行なっても退去の時は、現状復帰での引渡しとなりますので、炉を切る事に躊躇してしまいます。
そんなお悩みをお持ちのかたに我々がお応え致しました。